李忠清南道知事(右)と高代表理事=1日、大田(聯合)
李忠清南道知事(右)と高代表理事=1日、大田(聯合)
【大田1日聯合】清州と大阪を結ぶ直行便が開設され、来月10日に初就航する。
 忠清南道と格安航空会社の済州航空が1日、清州国際空港~関西国際空港の直行便開設に向けた航空協約を締結した。協約には▼百済文化祭、太白祭、安眠島国際花の博覧会などへの日本人観光客誘致▼高麗人参製品、西海岸水産物(のり)など地域特産品の機内免税販売▼済州航空利用時の割引サービスと記念品提供――などが盛り込まれた。これを受け済州航空は、直行便開設に向け国際線運航許可を国土海洋部に申請する。第54回百済文化祭の観覧を希望する日本人観光客170人余りを公州・扶余に送り出すため、文化祭期間中の来月10日に合わせて初運航させる予定だ。

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 公州から清州空港を利用し大阪を訪れる場合、仁川空港を利用した場合に比べ4時間、経費では28万ウォンが節約できると忠清南道は見ている。

 済州航空の高栄燮(コ・ヨンソプ)代表理事は、まずは需要があるときに不定期でチャーター便を運航する予定だが、定期路線の開設も念頭に置いていると述べた。国土の中心である忠清圏に位置する清州空港はニッチ市場を狙う格安航空会社にとって重要な本拠地になると考え、直行便開設を進めたと説明した。

 李完九(イ・ワング)道知事は、今回の協約を通じ、忠清圏の空の関所、清州空港の位置付け向上と機能活性化が図れる上、忠清圏の共生という大枠で見た場合でも大変意味があると評価した。百済文化祭の観光に訪れる外国人や日本を訪問する地域住民に、格安で便利に利用できる手段として愛用されるものと期待を示した。

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