ネイバーの本社社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
ネイバーの本社社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国インターネットサービス大手のNAVER(ネイバー)が7日発表した2024年通期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は前年比32.9%増の1兆9793億ウォン(約2070億円)、売上高は同11.0%増の10兆7377億ウォンを記録した。韓国インターネットサービス企業が年間売上高10兆ウォンを達成したのはネイバーが初めて。

 24年10~12月期の営業利益は前年同期比33.7%増の5420億ウォンで、韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の5311億ウォンを上回った。売上高は同13.7%増の2兆8856億ウォン。

 部門別にみると、サーチ(検索)プラットフォーム事業の売上高は24年10~12月期が前年同期比14.7%増の1兆647億ウォン、24年通期が前年比9.9%増の3兆9462億ウォンだった。

 ネイバーは、広告効率を向上させるとともに、外部メディアを拡張するなどプラットフォームの競争力をさらに強化する計画だと説明した。

 同社の崔秀姸(チェ・スヨン)最高経営責任者(CEO)は「今年はネイバーのサービス全般にわたりオンサービスAI(人工知能)戦略を本格的に実現する重要な時期であり、AI技術を基盤とするプラットフォームを高度化して新たな価値と事業チャンスを創出し、究極的にネイバーだけの差別化された競争力を強化していく」と述べた。

 一方、ネイバーはこの日、創業者である李海珍(イ・ヘジン)氏の社内取締役復帰を株主総会の案件として公示した。

 来月開催される株主総会で案件が可決されれば、17年に退任した李氏は7年ぶりに取締役会議長に復帰する見通しだ。

 李氏は復帰後、ネイバーが社運を賭けるAI事業で陣頭指揮を執ると予想される。


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