「第2のn番部屋」…「牧師部屋」性犯罪組織のトップ、身元公開へ=韓国
「第2のn番部屋」…「牧師部屋」性犯罪組織のトップ、身元公開へ=韓国
過去最大規模のテレグラム性犯罪チャットルーム「牧師部屋」のトップが身元公開の執行停止を求める仮処分を申請したものの、裁判所はこれを受け入れなかった。これによりトップの身元公開が可能となった。

7日韓国法曹界によると、ソウル行政裁判所は組織トップのキム某容疑者(33)がソウル警察庁を相手に提起した身元情報公開の執行停止仮処分申請をきのう棄却した。

これにより警察はソウル警察庁のホームページにキム容疑者の氏名とマグショット(犯人識別用の顔写真)を30日間公開することができる。身元が公開されればキム容疑者はことし初めて身元が公開される容疑者となる。

これに先立ち、ソウル警察庁サイバー捜査隊は先月22日、青少年性保護法上の強姦(ごうかん)など19の容疑を持たれているキム容疑者に対する身元情報公開審議委員会を開き、公開を決定した。

審議委員会は犯行の残忍性と被害の重大性を考慮し氏名、顔などを公開することにしたと把握された。

しかしキム容疑者が法的対応に乗り出したことで身元情報の公開が保留された。キム容疑者は決定の翌日の先月23日に身元情報公開の執行停止仮処分を申請し、本案訴訟人身元情報公開処分の取り消しを請求する行政訴訟も提起した。

キム容疑者は2020年5月からことし1月までテレグラム「自警団」というピラミッド型のサイバー性犯罪集団を作った後、5年間にわたり被害者234人を相手に性的虐待をした容疑を持たれている。

警察はテレグラムの協力をもとに犯罪集団「自警団」のトップであるキム容疑者ら組織員14人を検挙し、先月24日にキム容疑者をソウル中央地検に拘束送致した。

今回の事件の被害者数はテレグラム「n番部屋」の「博士部屋」(73人)と「ソウル大n番部屋」(48人)の3倍を超える。
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