文在寅前大統領夫人の金正淑氏(資料写真)=(聯合ニュース)
文在寅前大統領夫人の金正淑氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地検は7日、職権乱用や国庫損失などの疑いで告発された文在寅(ムン・ジェイン)前大統領夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏について、嫌疑なしで不起訴処分とした。

 地検は「多数の関係者への聞き取りや資料で実体関係を解明し、違法性の有無を検討した結果、嫌疑なしとした」と明らかにした。

 与党「国民の力」所属のソウル市議会議員は2023年12月、金氏が18年に単独でインドを訪問したことに関し、事実上旅行を目的に4億ウォン(約4200万円)の予算を編成してインドを訪れたとして、金氏をソウル中央地検に告発した。金氏が大統領府の特殊活動費で高級ブランドの衣装を購入した疑惑などもあると主張した。

 文前大統領は金氏のインド訪問について、インド政府の招待による公式の外交活動だったとし、疑惑を否定していた。


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