政府ソウル庁舎のパソコンに表示された「ディープシーク」への接続遮断の案内=6日、ソウル(聯合ニュース)
政府ソウル庁舎のパソコンに表示された「ディープシーク」への接続遮断の案内=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の個人情報保護委員会は7日の記者会見で、中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」が開発した生成AI(人工知能)サービスについて、個人情報の漏えいなどを心配することなく安全に使うための方策を提示する予定としたうえで、セキュリティー面での不安が提起されている現時点では慎重に利用するよう呼び掛けた。

 また「ディープシークの個人情報の取り扱い方針や利用約款など主な文書に対して綿密な比較分析を進めている」として、実際に利用したときに送受信されるデータやデータ量などに関する技術的な分析を専門機関と共同で進めていると説明した。

 個人情報保護委員会は先月31日、ディープシークが個人情報を過度に収集しているなどとする懸念が各国で高まっていることを受け、個人情報の収集項目や手順、処理・保管方法を確認する質問書を同社に送った。

 また、これまで協力関係を構築してきた英国、フランス、アイルランドの個人情報保護当局とも協議を開始し、情報共有を進めながら今後の共同対応策について話し合っていると説明した。

 北京にある韓中個人情報保護協力センターを通じて、中国現地でも情報収集を行っているとし、公式な外交ルートを通じた中国側への協力要請も行う予定と明らかにした。


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