毎日新聞はこの日「安倍晋三前首相がゴルフ外交でトランプ大統領と親密な関係を築いたのに対し、石破首相は共感を示す作戦で、ひとまず無難なスタートを切った」と評した。
読売新聞も「石破首相がトランプ大統領との共同記者会見で友好的な雰囲気を演出することに成功した」と伝えた。
特に、石破首相がトランプ大統領に対する印象について質問を受けた際に「テレビで見ると声が大きく、個性が強く怖いという印象がなかったわけではないが、実際にお会いしてみると、誠実で強い使命感を持った方だと感じた」と語り、会見場で笑いが起こった場面を例に挙げた。
トランプ大統領も石破首相について「素晴らしい首相になるだろう」、「かなりタフな男だ」などと称賛の言葉を述べた。
朝日新聞の米州総局所属の清宮特派員は、自社の動画に出演し「良い第一印象を築いたようだ」と語った。
雰囲気だけでなく、会談の成果についても予想以上に良かったとの評価が出ている。清宮特派員は「トランプ大統領から日本に圧力をかけるような予想外の発言は出なかった」とし、「特に、トランプ大統領が日本製鉄のUSスチール買収の試みに発言したのは前進だ」と指摘した。
トランプ大統領は記者会見で「買収ではなく、多額の投資を行うことで合意した」と述べ、何らかの新たな解決策を示唆した。これに対し、石破首相もUSスチールに日本の技術を提供し、より高品質な製品を米国で生産することになったと説明し、この方法が「一方的ではなく、相互に利益をもたらすものになる」と強調した。
日本製鉄によるUSスチール買収については、ジョー・バイデン政権が不許可の決定を下しており、トランプ大統領も選挙期間中に反対の立場を表明していた。
政界からも、与党はもちろん一部野党からも肯定的な反応が出た。立憲民主党の野田佳彦代表は、日米安全保障条約の尖閣諸島適用が確認された点に触れ「一定の成果を上げた」と評価した。ただし、彼は「国会で(首脳会談の)内容を検証する」との考えも示した。
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