アジア大会で3冠に輝いた韓国の崔珉禎=9日、ハルビン(聯合ニュース)
アジア大会で3冠に輝いた韓国の崔珉禎=9日、ハルビン(聯合ニュース)
【ハルビン聯合ニュース】中国・ハルビンで開催されている冬季アジア大会で、韓国が「お家芸」のスピードスケート・ショートトラックで過去最多タイの金メダル6個を獲得した。

 8日に混合2000メートルリレーで今大会初の金メダルを獲得すると、女子1500メートル、男子1500メートル、女子500メートルでも金に輝いた。

 9日も女子1000メートルと男子1000メートルで2個の金を追加。金メダル数を1999年の江原大会(韓国)、03年青森大会(日本)に並ぶ6個とした。金6個は大会前に掲げていた目標でもあった。これに加え、四つの銀メダル銀と三つの銅メダルも獲得した。

 中国で開催された大会で好成績を挙げたことに大きな意味がある。ショートトラック韓国代表は22年の北京冬季五輪で中国勢に有利な不可解な判定に泣かされた。

 今大会も公式練習が不利な午後に振り分けられたほか、映像機器の持ち込みを制限されるなどの試練が待っていた。

 狭い会場も外からの追い抜きが得意な韓国勢にとって不利だったが、決勝が始まった8日から金メダルを量産した。

 混合2000メートルリレーと女子500メートル、同1000メートルの3冠に輝いた崔珉禎(チェ・ミンジョン)は2023~24年シーズンを休養に充て、今大会が復帰後初の国際総合大会だったが実力を発揮した。

 崔珉禎に次ぐ次世代のエースと目されるキム・ギルリは混合2000メートルリレーと女子1500メートルの2冠となり、23~24年シーズンの世界ランキング1位として初めて臨んだ主要国際総合大会で貴重な経験を積んだ。

 今大会は世界最高レベルとされるショートトラック韓国代表にとって大きな収穫となり、来年のミラノ・コルティナ冬季五輪に向けた見通しも明るくなった。


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