伴侶動物から寄生虫感染?...半分以上が「知らなかった」と回答=韓国
伴侶動物から寄生虫感染?...半分以上が「知らなかった」と回答=韓国
犬や猫など伴侶動物から寄生虫に感染する可能性があるという事実を知らない人が半分を超えたことが調査で分かった。

9日、韓国の疾病管理庁が昨年10月にリサーチ機関のエムブレインコンサルティングを通じて調査した結果によると、伴侶動物と暮らしていると答えた604人の回答者のうち、51.5%の回答者は、犬回虫、トキソプラズマなど伴侶動物の寄生虫から人が感染する可能性を知らなかった。

犬回虫は主に動物の生肝を食べるときに人体に感染するが、土などを通じて人体に直接流入したりもする。全身に犬回虫の幼虫が広がると肝疾患、脳梗塞、脊椎麻痺などを起こす恐れがある。

トキソプラズマ症はトキソプラズマ・ゴンディ(Toxoplasma Gondii)という寄生虫による感染性疾患で、人が猫の床マットを交換した後、汚れた手で口に触れたり、完全に火が通っていない豚肉、羊肉、鹿肉を食べたときに発生する可能性がある。

寄生虫を予防するためには予防薬の投与が効果的だが、伴侶動物に定期的に寄生虫の薬を投薬した事例は61.4%と比較的低いことが分かった。

伴侶動物の寄生虫感染予防のための行動を見ると、入浴および衛生管理(62.6%)が最も多く、定期的な駆虫薬の投与(49.3%)、予防薬の投与(38.9%)などが後に続いた。

比較的簡単な方法で寄生虫を予防するだけで、薬物使用に対する認識と実行率は低下する。伴侶動物の寄生虫感染検査をしてみたという回答率も45.7%にとどまった。

これと関連して、研究陣は「予防薬投与の割合が38.9%に過ぎないという点は、(動物体)内部の寄生虫予防に対する認識改善が必要であることが分かる」とし「単純な衛生管理より予防薬の投与がより効果的な予防方法という点を国民に認識させることが重要だ」と説明した。

また、「伴侶動物と初めて暮らす家庭を対象に、予防薬の投与、予防周期、検査の必要性などを説明する初歩者ガイドを提供しなければならない」とし「伴侶動物の登録制と連携して年間予防薬投与の確認を義務付け、動物病院で投与記録を提供するように体系化する政策が必要だ」と強調した。
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