事件が発生した小学校に到着した警察の車両=12日、大田(聯合ニュース)
事件が発生した小学校に到着した警察の車両=12日、大田(聯合ニュース)
◇児童刺殺した女教師の捜査本格化 回復待ち拘束令状執行へ

 中部・大田市内の小学校で10日、40代の教諭の女が小学1年生の女子児童を刺殺し自殺を試みた事件で、国立科学捜査研究院は12日、解剖の結果、児童の死因が鋭利な刃物で複数カ所を切りつけられた「鋭器損傷」によるものと明らかにした。同事件を捜査中の大田西部警察署が伝えた。容疑者の女に対する警察の捜査も本格化した。前日夜に女の拘束令状、女の車両や自宅、携帯電話などに対する捜索・押収令状の発付を受けた警察は現在、令状の執行に乗り出していることが分かった。大田西部警察署は犯行現場で確保した女の携帯電話の解析作業を進めている。

◇尹大統領のヘアスタイリング「特別扱いではない」 法相代行

 内乱首謀罪で起訴され、ソウル拘置所に収容されている尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が憲法裁判所の弾劾審判に整った髪型で出廷していることについて、金錫佑(キム・ソグ)法務部長官代行は12日の国会法制司法委員会で、スタイリストが髪型を整えているが、費用の支援など特別扱いはしていないと明らかにした。金氏は「これまでにも政治家は(テレビ)画面に映る時は基本的に(髪型を整えてもらえる)」とし、「複数の事例がある」と答弁した。

◇75歳以上の運転者 免許更新時の適性検査に「VR自己診断」導入へ

 75歳以上の高齢運転者の免許更新時に行う適性検査に仮想現実(VR)を活用した運転能力自己診断評価が導入される。行政安全部、警察庁など関係官庁や機関は12日、こうした内容を盛り込んだ「2025年国家歩行安全および便宜増進実行計画」を策定したと発表した。警察庁は年内に75歳以上の運転者の運転免許定期適性検査に運転者が自身の運転能力を自ら確認できる診断システムを試験的に導入する。

◇ソウル9人死亡事故 運転手に禁錮7年6カ月の判決

 昨年7月にソウルの地下鉄市庁駅近くの交差点で車が歩道に突っ込み、9人が死亡、5人が負傷した事故の裁判で、ソウル中央地裁は12日、交通事故処理特例法違反(致死・致傷)の罪に問われた被告の男(69)に禁錮7年6カ月を言い渡した。検察は懲役7年6カ月を求刑していた。同事件では法律上の加重事由などを考慮すると処罰の上限が7年6カ月だ。被告は事故直後、バス運転手として働いてきたためペダルを踏み間違えたとは思わないと主張。急発進による事故だと訴え続けてきたが地裁は被告の主張を受け入れなかった。


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