韓国政府「北による “金剛山離散家族面会所”の一方的な撤去は遺憾」
韓国政府「北による “金剛山離散家族面会所”の一方的な撤去は遺憾」
韓国政府は13日「離散家族の常時再開の願いが込められている “クムガンサン(金剛山)離散家族面会所”を、北朝鮮が撤去していることを確認した」とし「撤去行為をただちに中断するよう厳重に求める」と明らかにした。

韓国統一部(省)の報道官はこの日、声明を通じて「南北が合意して設置した金剛山離散家族面会所を北朝鮮が一方的に撤去していることに対し、強い遺憾を表明する」と語った。

報道官は「金剛山離散家族面会所の撤去は、離散家族の願いを踏みにじる反人道主義的な行為だ」とし「わが国の国有財産への重大な侵害行為だ」と指摘した。

つづけて「北朝鮮の一方的な撤去行為は、いかなる名分によっても正当化され得ない」とし「今回の事態による全ての責任は、全面的に北朝鮮当局が負わなければならない」と非難した。

また「政府はこのことに関する法的措置や国際社会との協力など、必要な措置を検討していく」と語った。

韓国政府が計550億ウォン(約58億5000万円)の予算をかけて竣工した金剛山離散家族面会所は2008年7月に開館する予定であったが、当時金剛山観光客への被弾事件が発生したことにより正式に開所されなかった。ただ2009年から2018年まで、韓国政府が主導した離散家族の行事に使用されていた。

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