韓国与党　尹大統領を懲戒処分にせず＝「非常戒厳」巡り

【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「国民の力」の中央倫理委員会は１３日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の懲戒手続きを終了し、処分しないことを決めた。

　呂相源（ヨ・サンウォン）倫理委員長は同委員会の会議後、記者団に対し、「改めて懲戒要求があればそのときに決める」と述べた。

　国民の力の韓東勲（ハン・ドンフン）前代表は昨年１２月３日に尹大統領が「非常戒厳」を宣言したことを巡り、同１２日に尹大統領の除名や離党勧告などの処分を議論するため倫理委の招集を指示した。当時、倫理委が招集されたが、懲戒手続きの開始について結論を出せなかった。

　この日の倫理委は韓氏が辞任したことを受けて非常対策委員会体制が発足し、新しい倫理委員長が任命されてから初めて開かれた会議だった。