憲法裁判所で開かれた弾劾審判の第8回弁論に出席した尹大統領=13日、ソウル(聯合ニュース)
憲法裁判所で開かれた弾劾審判の第8回弁論に出席した尹大統領=13日、ソウル(聯合ニュース)
◇尹大統領側 弾劾審判で憲法裁の進行に抗議

 憲法裁判所は13日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免の是非を判断する弾劾審判の第8回弁論を開いた。尹大統領側は憲法裁の裁判進行に抗議し、韓悳洙(ハン・ドクス)首相を証人として呼ぶよう改めて申請した。尹大統領弁護団の尹甲根(ユン・ガプグン)弁護士は弁論で、「現在、憲法裁は法律規定に違反して裁判を進行している」として、「違法で不公正な審理を続けている」と主張した。

◇元大学教授の「慰安婦は売春」発言 無罪確定

 大法院(最高裁)は、大学での講義中に旧日本軍の慰安婦は売春の一種などと発言して名誉毀損(きそん)などの罪に問われた柳錫春(リュ・ソクチュン)元延世大教授(69)について検察側の上告を棄却し、慰安婦被害者に対する名誉棄損を無罪とした一、二審判決が確定した。一方、慰安婦被害者を支援する市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)が強制動員されたと証言するよう被害者を教育したと発言したことについては有罪とし、二審と同じ罰金200万ウォン(約21万円)を言い渡した。

◇ 元特別検察官に懲役7年の判決 都市開発巡る収賄は無罪

 ソウル郊外にある城南市大庄洞の都市開発事業に絡み、収賄などの罪で起訴された朴英洙(パク・ヨンス)元特別検察官の判決公判が13日、ソウル中央地裁であった。地裁は朴被告に対し、懲役7年、罰金5億ウォン(約5300万円)、追徴金1億5000万ウォンを言い渡した。朴被告は朴槿恵(パク・クネ)元大統領と同氏の長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)氏を巡る一連の事件を捜査した特別検察官。便宜を図った見返りとして50億ウォンを受け取る約束をした疑惑に対しては無罪が宣告されたが、大韓弁護士協会の会長選挙費用として3億ウォンを受け取ったことについては有罪となった。

◇北朝鮮が金剛山の南北離散家族面会所を撤去中 韓国「直ちに中止を」

 統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官は、北朝鮮が景勝地の金剛山観光地区にある韓国側施設の離散家族面会所を一方的に撤去していることを確認したとして、「強い遺憾の意」を表明し、「撤去行為を直ちに中止することを厳重に求める」とする声明を発表した。声明は「面会所の撤去は離散家族の願いを踏みにじる反人道的な行為であり、私たちの国有財産に対する重大な侵害行為」とし、「北の一方的な撤去行為はいかなる理由でも正当化できず、今回の事態によるすべての責任は北の当局が負うべきだ」と強調した。

◇男子ハーフパイプで16歳が金メダル 冬季アジア大会

 冬季アジア大会第7日は13日、中国・ハルビン郊外でスノーボード男子ハーフパイプの決勝が行われる予定だったが強風のため中止となり、予選を1位で通過した韓国のキム・ゴンヒの優勝が決まった。2022年5月に韓国代表に選ばれた16歳のキムは、国際大会初入賞で金メダルに輝いた。


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