文炯培・憲法裁判所長権限代行=(聯合ニュース)
文炯培・憲法裁判所長権限代行=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の憲法裁判所は13日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免の是非を判断する弾劾審判の弁論について、この日開いた第8回弁論で終結せず、18日午後2時に9回目の弁論を開くと発表した。

 文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁判所長権限代行は「きょう証拠採用したものの証拠調査しなかった調書について証拠調査する」と述べた。また、18日の弁論では双方に2時間ずつ、これまでの主張や書面証拠の要旨などを整理して発表する時間を与えると説明した。

 憲法裁は8回の弁論を予定していたが、それ以降の弁論についてこれまで「決まったことはない」としていた。

 弾劾審判で証拠調査が終われば訴追委員は最終意見陳述でき、尹大統領側も最終意見陳述の機会を与えらる。このため18日に証拠調査がすべて終わり、最終意見陳述まで済めば結審し、宣告だけを残すことになる。

 尹大統領側が申請した追加の証人が採用されるかが焦点となる。証人が採用された場合、証人尋問で弁論がさらに必要となる。採用されるかどうかは14日に決定する見通しだ。

 証人が採用されず、証拠調べと最終意見陳述が終われば、宣告は3月初旬から中旬になるとの見方が出ている。

 憲法裁判所は先月3日 、第5回弁論までの期日を指定し、同月16日に3回分の弁論の期日を指定した。これまで金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官、情報機関・国家情報院(国情院)のホン・ジャンウォン前第1次長、郭種根(クァク・ジョングン)陸軍特殊戦司令官らが証人として出廷した。


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