今週末も都各地でユン大統領弾劾集会＝韓国

今週末も韓国ソウルを含む全国各地で、ユン・ソンヨル（尹錫悦）大統領の弾劾をめぐる賛否の集会が開かれる。警察は、人混みによる交通混雑に備え、交通警察を現場に配置することを決めた。

約7万人がソウルをはじめ全国各地で、ユン大統領の弾劾に賛成または反対する集会に参加する。15日、警察によると、「自由統一党」は同日午後1時から6時間にわたり、ソウル市鍾路区（チョンノグ）の光化門（クァンファムン）駅周辺で、約4万人が参加する「自由統一のための国民大会」を開催する。

同日午後5時から「ユン・ソンヨル即刻退陣・社会大改革非常行動（非常行動）」は、光化門のトンシプチャガク一帯で、ユン大統領の弾劾を求める集会を開く。民主労総は、本集会前の午後2時30分から、中区（チュング）のソウル雇用労働庁付近で事前集会とデモ行進を行った後、本大会に合流する予定である。また、光州（クァンジュ）など全国26カ所でも、同時間帯に市民1万3000人が弾劾を支持する集会を開催する。

狭い地域に多くの人が集まることが予想されるため、警察も人流管理と交通統制に乗り出した。ソウル警察庁は、都心部の交通渋滞を防ぐため、集会やデモ行進の区域で可変車線を運用し、交通警察官約240人を配置して、車両の迂回など交通の流れを管理する方針である。

ソウル警察庁の関係者は「都心部のセジョンデロ（世宗大路）、サジクロ（社稷路）、ユルゴクロ（栗谷路）など、集会が開かれる地域一帯で交通渋滞が予想される」とし、「できるだけ公共交通機関を利用し、車を利用する場合は事前に交通情報を確認してほしい」と呼びかけた。