故キム・セロンさんの死に「ユ・クイズ」出演教授が社会批判
故キム・セロンさんの死に「ユ・クイズ」出演教授が社会批判
tvNのバラエティー番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演した米エール大学・精神医学科のナ・ジョンホ教授が、女優故キム・セロンさん死亡の悲報に、「私たちの社会は、巨大な『イカゲーム』のようだ」と批判した。

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 17日(本日)、ナ教授は自身のSNSに「飲酒運転はとても大きな誤ちだ。もし処罰が弱いとするなら、法の体系に問題がある」と書き始めた。

 続けて、「だが誤ちを犯したといって、再起の機会もなしに人を社会から埋葬させる社会は、健康な社会ではないように思う」とし、「間違えたり、落ちこぼれた人を捨てて、何ごともなかったかのように見過ごす私たちの社会の姿は、まるで巨大な『イカゲーム』のようだ」と残念な気持ちを伝えた。

 ナ教授は、「私は個人に対する言及はあまりしない。1人の死は、社会的、心理的、経済的要因が複合的に作用した結果だから」としながら、「ただ、今回のキム・セロンさんの死は、崖っぷちに追い込まれた死だととても強く感じて、どうしようもない」と、声をあげた理由を明かした。

 また、「私が最後に彼女のニュースを見たのは、生計難でアルバイトをしているという記事だった。記事だけではなく、働いているカフェにまで、あらゆる悪質な書き込みに苦しんでいるという記事を見たことを思い出す」とし、「どれだけ多くの生命を失えば、息つく暇もなしに破壊的な羞恥心を与えることを止めるのだろうか。社会的対話と悩みが必要な視点だ」と強調した。

 故キム・セロンさんは、去る16日にソウル・ソンドン(城東)区の自宅で亡くなった状態で発見された。享年24歳。第一発見者は、この日会う約束をしていた友人だと知られた。

 故人は、2001年に雑誌モデルとしてデビューし、映画「アジョシ」で天才子役として多くの人気を集めた。しかし、2022年5月に飲酒運転をし、ガードレールや並木、変圧器などを突き飛ばす事故を起こした後、罰金2000万ウォン(約200万円)を宣告され、騒動の余波で芸能界復帰へ困難な道を経験していた。最近では映画「ギターマン」にキャスティングされて公開を控えていた。


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