囲碁のイ・セドル元囲碁棋士が教授に、蔚山科学技術院で=韓国
囲碁のイ・セドル元囲碁棋士が教授に、蔚山科学技術院で=韓国
ウルサン(蔚山)科学技術院(UNIST)はこのほど、イ・セドル元棋士を機械工学科の特任教授に任命したと発表した。

イ教授の任期は、17日から2028年2月までの3年間となる。人工知能(AI)と囲碁との融合に関する研究を行う予定だ。

3月に始まる1学期から、機械工学科のイ・ガンス教授との共同による講義「イ・セドル教授と共に行う科学者のためのボードゲーム製作」を実施する。

イ・セドル教授は囲碁を基にしたボードゲームの製作体験を学生に伝える一方、学生は1年の間に結果物を製作し同教授からの助言を受けられる。イ・セドル教授は「ボードゲームを通じて科学的な思考と創造力を融合する体験を、学生と共有したい」と述べている。

任命式は20日の予定。また24日には新1年生500人を対象に、AIとの囲碁対局の体験に関する特別講義を行う。

UNISTのパク・ジョンレ学長は「イ・セドル教授との協業は学生たちに新たな思考の方法を提供するだろう。独創的かつ戦略的な思考が、当校の研究と教育に新たな活力を与えることに期待する」と述べた。

これに先立ちイ・セドル教授は2016年、米グーグルによるAIプログラム「アルファ碁」と対決して1勝し、人間とAIによる協業の可能性を立証していた。
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