与党「国民の力」の臨時執行部トップ、権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は17日、ソウル市内で開かれた討論会で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が憲法裁判所による弾劾審判の結論が出る前に辞任する可能性について、「現実的に考慮されていないと考えている」と述べた。尹大統領が昨年12月3日に宣言した「非常戒厳」に関しては、「明らかに間違っていた。過度な措置だったと思う」とし、「(最大野党)共に民主党の非道な行為を考慮しても、非常戒厳で対処するのは正しくない態度だった」と指摘した。
◇20日の弾劾審判 期日変更「決定していない」
憲法裁判所は17日、尹錫悦大統領の罷免の是非を判断する弾劾審判を巡り、尹大統領側が20日に予定されている第10回弁論の延期を要請していることについて、まだ結論が出ていないと明らかにした。内乱首謀罪に問われた尹大統領の最初の公判準備手続きが20日午前にソウル中央地裁で開かれることを受け、尹大統領側は14日、同じく20日に予定された弾劾審判の第10回弁論を延期するよう憲法裁に要請した。
◇ディープシーク 韓国でのサービスを一時中断
個人情報保護委員会は、中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」が開発した生成AI(人工知能)について、国内でのサービスが15日午後6時から一時中断されており、個人情報保護法に従い改善・補完が行われた後に再開される予定だと発表した。今回の措置はディープシークアプリの新規ダウンロードを制限するもので、個人情報保護委員会は既にダウンロードしたユーザーに対しては個人情報の入力を控えるなど慎重に利用するよう呼びかけた。
◇小1女児を刺殺の教師 警察が身元情報公開を検討
中部・大田市内の小学校で40代の教諭の女が1年生の女子児童を刃物で刺して殺害した事件を巡り、警察は国家捜査本部の定例会見で容疑者の身元情報の公開を検討していると明らかにした。警察は容疑者が事前に凶器を準備するなど、計画的な犯行の可能性があるとみて捜査を進めている。ただ、容疑者が犯行後に自殺を図り入院しているため、取り調べが遅れているという。
◇キム・セロンさん自殺か 遺書は見つからず
警察は国家捜査本部の定例会見で、16日に亡くなった女優のキム・セロンさん(24)について、自殺を図ったとみられ、変死として処理する予定だと説明した。また、遺書は見つからなかったと明らかにした。キムさんは同日午後5時ごろ、ソウル市内の自宅で遺体で発見された。外部からの侵入の痕跡など犯罪が疑われる点は確認されなかった。
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