ドイツ・ミュンヘンで15日(現地時間)に会談した(左から)韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官、米国のルビオ国務長官、岩屋毅外相(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ドイツ・ミュンヘンで15日(現地時間)に会談した(左から)韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官、米国のルビオ国務長官、岩屋毅外相(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省の報道官は18日、ドイツで15日(現地時間)に開かれた韓米日外相会談で北朝鮮の「完全な非核化」が盛り込まれた共同声明が発表されたことを非難する談話を発表した。「朝鮮半島と地域で集団的対決と衝突を鼓吹する米日韓の冒険主義的な妄動に厳重な憂慮を表する」とした上で、「今後も国家首班が明らかにした新たな核武力強化路線を一貫して堅持していく」と明言した。

 「非核化」を「米国の近視眼的な目標」と規定し、「無知蒙昧(もうまい)な原始人が現代人に原始社会に戻るよう懇願するのと同じで、世人を驚かせ、あきれさせる愚かさの極致だ」と非難した。「非核化という失敗した過去の夢から覚めずにいる米国の現実逃避的な立場に対応する一考の価値もない」という北朝鮮政府の公式の立場も示した。

 核武力強化路線については「米国とその追従勢力の敵対的脅威が存在する限り、われわれにとって核は平和であり主権であり国家憲法が与えた正当防衛手段だ」と強調した。

 その上で「非効果的な圧迫手段にしがみつくほど朝鮮民主主義人民共和国は戦略的な力の上方修正に必要な新たな機会を引き続きつかむことになる」とし、「朝米(米朝)激突の構図でわれわれははるかに有利な地位を占めることになるだろう」と主張した。

 また「神聖なわれわれの国権と国威に挑戦しようとする時代錯誤的でつまらない試みは自滅的な結果をもたらすだろう」と警告した。


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