ソン・スンホン の最新ニュースまとめ
秋が深まるに連れ、各放送局は看板ドラマにより一層力を入れる。ドラマよりも国際色豊かな演出と企画が目立った北京オリンピックも幕を下ろし、ぽっかりと空いてしまった“隙間”に話題のドラマが入り込んでいる。
『太王四神記』や『ロビイスト』など、大型ドラマが画面を賑わせた2007年秋を連想させる“対戦カード”が視聴者の心をときめかせている。
それぞれ250億ウォンと200億ウォンが投入された『エデンの東』と『風の国』だが、果たして成功を収めることができるだろうか。2008年秋ドラマの勝者を占ってみる。
<月火ドラマ-エデンの東vsイカサマ師>
1960年代から2000年代を背景にした、本格的時代劇『エデンの東』には250億ウォンの制作費が投入された。今年放送のドラマの中で、規模からすると最も大作と呼べる作品だ。
1編あたり15億ウォンが投入された『太王四神記』には敵わないが、80年代のソウルの様子を完璧に再現したセット(60億ウォン投入)や<sg WANNA BE+><See Ya><ダビチ><FTIsland>など、人気歌手が参加したOSTなど巨大なスケールで登場する。
『愛と野望』のナ・ヨンスク作家や『アイルランド』の監督キム・ジンマン、そしてソン・スンホン、ヨン・ジョンフンという2人のトップスターが出演するのは、最大の魅力だ。
しかし、今後の行く末を担う1、2話の視聴率は、前ドラマ『夜になれば』の10%とほぼ同じ数字を記録している。あまりにも異なるスケールとストーリーラインだが、『夜になれば』が軽快なタッチで描かれたストーリーであったため、これに慣れてしまった視聴者を新たに説得することができなかったと見られる。
9月16日から『エデンの東』と対決することになるSBS『イカサマ師』は、月火ドラマ市場を平定した『食客』の光を受け継ぐという点では有利だといえる。『食客』の視聴者が『エデンの東』へと大規模な移動はせずに『イカサマ師』の視聴率は20%台へ簡単に到達するだろうというのが大衆の見方だ。
『エデンの東』のスケールの大きさと『イカサマ師』の検証されたストーリーは、どちらに軍配が上がるのか、簡単に言及するのは難しいようだ。
大衆文化評論家チョン・ドッキョン氏は「『エデンの東』は時代劇のカラーが強いが、正確にどんな形式のドラマか述べるのは不可能だ。難しい素材を利用している点でも『食客』や『イカサマ師』と競うことになったのは、少し運が悪かった」と語った。
<水木ドラマ-風の国vs風の花園>
36部作に200億ウォンが投入されたKBS『風の国』は人気ゲームのキャラクターと、人気ドラマ『朱蒙』の連作であり、また『海神』の制作チームが再結成された点など、成功要因が多い。
しかし、SBSが総力を挙げた『風の花園』との全面対決が予想されるため、勝者になるのは容易ではないようだ。昨年『太王四神記』と『ロビイスト』が見せたように、激戦となることが予想される対戦カードだ。
大作同士が顔を合わせる場合、まず先に放送を開始したドラマが優位になるという前例をみると、先にスタートを切る『風の国』(9月10日放送開始)が先取点を取ると予想される。
しかし『風の花園』(9月24日放送開始)は20%以上の視聴者を誇る『ワーキング・ママ』のバトンを引き継ぐため、ドラマ開始と共に頭角を見せる可能性もある。
何より、水木ドラマラウンドの勝者は、主演俳優の人気度にかかっているようだ。『朱蒙』『ロビイスト』のソン・イルグク、時代劇に初挑戦のパク・シニャン、ムン・グニョンの闘いこそが、対決をより一層激化させると見られている。
ユン・ソクジン国文科教授は「『風の国』はスケールが大きい時代劇という点で期待できる作品だが、以前の『朱蒙』などで頻繁に使われていた素材であることから、視聴者への新鮮度が落ちるかもしれない。これまで一度もドラマで扱われることのなかった、朝鮮後期の画家たちを描いた『風の花園』が、新鮮度という点で勝者となる可能性がある」と述べた。
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