昨年9月にソウル中央地裁で開かれた判決公判に出席したユ被告(共同取材)=(聯合ニュース)
昨年9月にソウル中央地裁で開かれた判決公判に出席したユ被告(共同取材)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】違法薬物を常習的に使用したとして麻薬類管理法違反などの罪に問われた韓国の俳優、ユ・アイン被告の控訴審判決が18日、ソウル高裁であった。高裁は懲役1年、罰金200万ウォン(約21万円)、追徴金150万ウォンとしたソウル中央地裁の一審判決を破棄し、懲役1年、執行猶予2年、罰金200万ウォンを言い渡した。執行猶予判決を受けユ被告の釈放が決まった。

 ユ被告は昨年9月の一審判決を受け、法廷で拘束された。

 高裁は「犯行動機、手段と結果、犯行後の状況など様々な量刑条件などを総合すれば一審で宣告した刑は重く不当」と指摘した。

 ユ被告は2020年9月から22年3月にかけ、ソウルの病院で美容施術のための麻酔を口実に181回にわたり医療用麻薬類などを投薬した罪で23年10月に在宅起訴された。21年5月~22年8月に44回にわたり他人名義で睡眠薬約1100錠の処方を受け、購入したほか、知人ら4人と共に米国で大麻を吸引した罪などにも問われた。

 犯行を隠すため、共犯を海外に逃避させ、別の共犯に対しては供述を覆すよう懐柔・脅迫した罪にも問われた。


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