調書によると、趙氏は検察の取り調べで、「電話を受けると大統領が私に『国会に入る国会議員を捕まえろ。逮捕しろ。違法だ』と話した」と供述した。趙氏は尹大統領が「非常戒厳」を宣言した昨年12月3日の午後11時半ごろから翌日午前1時すぎまでの間に同じ内容の電話を計6回受けたと主張した。
また、呂寅兄(ヨ・インヒョン)前国軍防諜司令官が電話をかけ、逮捕者リストとして最大野党「共に民主党」や禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長ら逮捕者リスト15人の名前を挙げ、2回目の電話で与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)前代表を追加したと供述した。
国会側は「逮捕者リストの存在、逮捕の指示があったことは十分裏付けられる」と主張した。
尹大統領側の弁護士は刑事訴訟法改正により刑事裁判で証拠として使えない調書を弾劾審判で扱えば非難を免れないと指摘し、証拠として採用しないよう求めた。
だが、憲法裁側は要請を受け入れず、尹大統領の弁護士は退廷した。
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