ドイツ取引所CEO「EU、恒久的なCBDCが必要」

ドイツの証券取引所を運営するドイツ取引所(Deutsche Börse)のCEOシュテファン・ライトナー(Stephan Leithner)が「欧州連合(EU)の金融安定性と効率性、金融自律性を強化するために永久的なデジタルユーロ(CBDC)の導入が必要」と主張した。

ライトナーCEOは15日に発表した政策報告書で、EUの「資本市場連合(CMU)」を「貯蓄及び投資連合(SIU)」に転換するための10段階の戦略を提示し、この戦略の核心要素として中央銀行デジタル通貨を含めた。

彼は、CBDCの導入がEUのデジタル戦略と金融戦略で重要な役割を果たすと強調した。 また、EUの政策基調とデジタルリーダーシップのアプローチについて言及し、ドイツ取引所CEOは、欧州中央銀行(ECB)と各国の中央銀行が協力し、デジタルユーロがEUの資本市場エコシステムを強化できるようにしなければならないと述べた。

ライトナー氏は「ECBが各国の中央銀行と協力してCBDCを推進することは、最適なソリューションを模索し、EUの資本市場生態系をより豊かにすることに貢献するだろう」と述べた。