ウーバータクシー、ビジネス向け・空港送迎用大型車のサービスを開始へ＝韓国

通信大手SKテレコム（SKT）傘下のＴマップモビリティが、米ライドシェア大手のウーバー・テクノロジーズと設立した合弁会社UTは、韓国で運営する配車サービス「ウーバータクシー」において、BtoB（企業間取引）サービス「ウーバー・フォー・ビジネス」（U4B）を開始すると発表した。

U4Bでは、出張など業務上の移動に最適化されたサービスと、簡便な経費処理システムを提供する。「ウーバー」のネットワークを活用するため、世界規模で事業展開をしている、もしくは海外進出している企業も利用が可能だ。

このほかUTは大型タクシーサービス「プレミアバン」サービスの提供開始へ向け、準備を進めていることも明かした。同社はインチョン（仁川）国際空港に到着する外国人の10人中に1人はウーバータクシーを利用するとみている。これにより配車市場での競争力を強化し、韓国が安全な観光地だとの認識を広げて観光の活性化にもつなげる考えだ。

同社によると昨今、ウーバータクシーの利用件数は前年比50％以上、加盟ドライバー数は2倍以上増加している。とくに配車要請に対してドライバーが決定するマッチング率が大幅に改善されたという。