サムスン電子、サムスンディスプレー、サムスンSDI、サムスン電機、サムスンSDS、サムスンバイオロジクス、サムスンバイオエピス、サムスン物産、サムスンE&A、サムスン重工業のグループ10社が研究開発(R&D)分野の外国人中途採用を進めるという。
応募するには韓国語能力試験(TOPIK)3級以上が必要で、大学卒業後、2年以上の経歴があれば優遇される。修士号や博士号の取得者や取得予定者の場合、在学期間が経歴として認められる。
書類選考と面接、健康診断を経て最終合格者が決まり、合格者は国内のグループ各社で韓国人社員と同じ条件で雇用される。
サムスングループが国内で外国人の中途採用を行うのは今回が4回目。
同グループはR&D分野の優秀な人材を確保するために世界各地で行っているリクルート活動とは別に、韓国での勤務を希望する外国人を対象とした中途採用を2023年8月に初めて実施した。
また同グループは今年上半期の新卒採用試験に向け、来月中に募集広告を出す見通しだ。
同グループの新卒採用は筆記試験のサムスン職務適性検査(GSAT)や面接などを通じて行われる。
韓国の主要4企業グループのうち、新入社員の定期採用制度を維持しているのはサムスングループのみ。
同グループは1957年に国内企業としては初めて公開試験による定期採用を導入し、93年に初めて女性を対象とした採用試験を導入した。95年には応募資格から学歴を除外した。
サムスングループ経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子会長は2022年10月の会長就任後、社内向けのメッセージで「創業以来、最も重視してきた価値が人材と技術」とし「性別や国籍を問わず世の中を変えられる人材を呼び寄せて養成しなければならない」と強調した。
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