国産オミジャが素材の蒸留酒「コウンダル」、17年の研究が結実=韓国
国産オミジャが素材の蒸留酒「コウンダル」、17年の研究が結実=韓国
酒類の製造を手掛けるオミナラがこのほど、国産材料を使用した蒸留酒「コウンダル」を販売している。9月に収穫したオミジャ(チョウセンゴミシ)の果汁を6か月間、発酵させ、1年間の熟成期間を経てワインを作った後、2回にわたって蒸留したものが原液となる。この原液を白磁の壺もしくはオーク樽で3年間熟成させ、ブレンディングを経て商品ができ上がる。

白磁の壺で熟成させたコウンダルはホワイトチョコレートとハーブの香り、柔らかな味とのど越しが特徴だ。一方オーク樽で熟成させたものは杉とチョコレートの香り、ほろ苦い後味が心地よさを感じさせる。

コウンダルやオミジャワインは現在、仁川国際空港の免税店で購入が可能だ。

オミナラは、ビール製造を手掛けるOBビールを経て、ウィスキー製造を手掛けるディアジオ・コリアの副社長を務めていたイ・ジョンギ氏が2008年に設立した。

イ代表は国産の果実や穀類を使って洋酒を醸造する試験を実施。そうしてたどり着いた材料がオミジャだった。

イ代表はコウンダルの製造法を探るため、フランスのシャンパーニュ地方を9回以上訪問し、発酵法を学んだ。そうして計17年間、研究を続けた成果がコウンダルだという。
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