金正恩氏　将校養成機関で思想による武装強調＝「軍建設の中核」

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）が最高クラスの政治将校養成機関「金日成政治大学」を訪れ、軍の思想による武装と忠誠を強調した。

　朝鮮中央通信は２５日、金氏が前日に同機関で演説したと報じた。

　金氏は演説で、北朝鮮軍が世界で最も強い軍隊になるためには「党の軍隊、人民の軍隊として政治思想的、精神道徳的な優越性を固守し強化しなければならない」と述べた。

　また「軍隊を軍事技術的に武装させる前に、思想的に武装させることが軍建設の中核だ」とし、軍人・武器・思想を「武装力の３大要素」として規定した。

　金日成政治大学は、一般の野戦指揮官を養成する金日成軍事総合大学とは異なり、将兵に対する思想教育と党組織運営を担当する政治将校を専門的に教育する機関で１９４５年１１月に設立された。