尹大統領は「非常戒厳」宣言について「亡国的な危機的状況を知らせ、憲法制定権力である主権者が出てくるよう訴えることだったと」と主張し、「目的を相当部分達成したと考えている」と述べた。
尹大統領が職務に復帰した場合、再び戒厳を宣言するとの主張に対しては「とんでもない話」と否定し、「すでに多くの国民と若者が状況を直視し、国を守るために乗り出しているのにまた戒厳を宣言する理由があるのか」と反論した。
最初から国民に対する訴えるための戒厳だったとし、国会で解除要求決議が迅速に採決されて戒厳状態が2時間も続かなかったとも強調した。
政治家を逮捕し国会から議員を引きずり出すよう指示したとの疑惑も否認した。軍人が民間人に暴行や危害を加えたことは1件もなかったと強調した。
さらに、巨大野党が大統領の憲法上の権限に基づいて宣言された戒厳を違法な内乱にすり替え、弾劾訴追を成功させたと批判した。
尹大統領は「職務に復帰すれば改憲と政治改革の推進に集中する」との考えも示した。
国民に対しては「申し訳ない」と2度謝罪した。冒頭で「国民の皆さんに申し訳ない。感謝する」と述べ、最後にも「国家と国民のための戒厳だったが、その過程で国民の皆さんに混乱と不便を与えたことを申し訳なく思う」と謝罪した。
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