一般の役員のうち、常務級の役員の平均年齢(19年9月末時点)が52.9歳であることを踏まえると、創業家の家族が役員に昇進するまでの期間は一般社員に比べて18.1年早いことになる。
社長になった創業家の家族167人の場合、入社から社長に昇進するまでの期間は12.9年だった。
なかでも、子ども世代は親世代より若い時期に入社し、より早く役員になることが分かった。
親世代が平均30.7歳で入社し、4.5年で役員になり、13.2年で社長に昇進した一方、子ども世代は平均30.2歳で入社し、役員昇進まで4.3年、社長昇進まで12.5年かかった。
性別で比較すると、昇進は女性の方が早かった。
男性は平均30.0歳で入社し、役員昇進まで4.6年、社長昇進まで13.1年かかったが、女性は平均32.6歳で入社し、役員昇進まで3.3年、社長昇進までは11.4年だった。
調査対象者のうち、他社で働いた経歴がある人は92人(43.4%)だった。
入社と同時に役員に昇進した人は54人(25.5%)で、126人(59.4%)が5年未満で役員に昇進した。高麗亜鉛の崔昌瑛(チェ・チャンヨン)名誉会長、新世界グループの李明熙(イ・ミョンヒ)総括会長と鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)会長、KCCの鄭夢進(チョン・モンジン)会長などが代表的だ。
一方、入社してから役員になるまで最も長くかかったのはSKCの朴長錫(パク・ジャンソク)元常勤顧問で、1979年にSKネットワークスに入社してから16年後の95年に役員に昇進した。
社長になるまでが最も長かったのはロッテ財団の辛英子(シン・ヨンジャ)議長で、73年のロッテホテル入社から34.9年後の08年に社長に昇進した。
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