新生児たち(資料写真)=(聯合ニュース)
新生児たち(資料写真)=(聯合ニュース)
◇24年出生数 9年ぶり増加に転じる

 統計庁が26日発表した2024年の出生数は23万8300人で、前年比8300人(3.6%)増加した。年間出生数は15年の43万8420人から16年に40万6243人と約3万2000人減少して以降、8年連続で急減していた。17年には35万7771人と30万人台に落ち込み、20年からは20万人台に低迷。月別の出生数は2万人前後で推移している。昨年は出生数の増加により、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が前年比0.03ポイント上昇した0.75となった。

◇憲法裁 尹氏の罷免是非決める評議開始

 憲法裁判所は26日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免の是非を判断する弾劾審判の弁論が前日に終わったことを受け、裁判官の意見をまとめる評議を本格的に開始する。評議は休日を除きほぼ毎日開かれる予定で、休日には各裁判官が資料を検討する。評議の日程や時間、場所などについては全て非公開となっている。裁判官らが使用する会議室には盗聴防止装置が設置され、毎日装置に異常がないか点検が行われる。裁判官に対する身辺警護も行われるなど、徹底したセキュリティー対策が取られる。結論は来月中旬ごろに出るとみられる。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と朴槿恵(パク・クネ)大統領(いずれも当時)の弾劾審判では金曜日に結論が言い渡された。このため3月14日が有力視されているものの評議が円滑に進んだ場合、3月7日になる可能性もある。

◇駐韓中国大使 保守系勢力が「中国利用し政治的目的の達成画策」

 戴兵・駐韓中国大使は25日、在韓中国大使館に国内外のメディアを招いて行った記者会見で、保守系の一部勢力が中国による選挙介入などを主張して反中・嫌中陰謀論を広めていることに対する立場を問われ、「中国を利用して自らの政治的目的を達成しようとしていると考える」と述べた。戴氏は、このような勢力はごく少数であり、韓国社会を代表するものではないことはよく承知しているとした上で「(彼らは)強い破壊力を持って中韓関係の発展に大きな影響を与える」と懸念を示した。

◇現代ロテム モロッコに2300億円規模の電車供給へ

 鉄道車両メーカー・現代ロテムは26日、モロッコ鉄道当局と25日(現地時間)に2兆2027億ウォン(約2300億円)規模の2階建て電車の供給契約を締結したと発表した。供給する電車は時速160キロ級で、モロッコ最大の都市・カサブランカを中心に主要地域を結ぶ。今回の事業受注によりモロッコ市場に初進出した現代ロテムは、鉄道の単一プロジェクトとして過去最大の受注記録を打ち立てた。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40