強制徴用被害者の高齢化進む　存命者が急減＝韓国

【光州聯合ニュース】日本による植民地時代に徴用された韓国人被害者の高齢化が進み、存命者が急減していることが２７日、分かった。

　行政安全部によると、政府から医療支援金を支給されている徴用被害者は先月１日時点で６４０人（男性５７４人、女性６６人）だった。

　同部は「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者など支援に関する特別法施行令」に基づき、２００８年から存命の被害者に年間８０万ウォン（約８万円）の医療支援金を支給しており、この支給状況から存命の被害者数を把握する。

　医療支援金の受給者数は１５年（９９３８人）に１万人を割り込んだ。２０年の３１４０人から２１年は２４００人、２２年は１８１５人、２３年は１２６４人と急減し、昨年（９０４人）は１０００人を切った。

　今年の受給者のうち、最年少は８６歳、最高齢は１０９歳で、１７２人は１００歳以上の超高齢者だ。