「注射針を洗って再利用」…皮膚科スタッフが衝撃の暴露=韓国
「注射針を洗って再利用」…皮膚科スタッフが衝撃の暴露=韓国
ウルサン(蔚山)の病院で使用期限の過ぎた医薬品を使用したり、注射針を再利用するなどの違法行為を日常的に行っていたという内容が公開された。

この病院に勤務しているというA病院のスタッフらは26日、JTBC「事件班長」に「(注射針を)だめになるまで使った」と明かした。

報道によると、A病院のスタッフらは使用を終えた注射針を洗面台で歯ブラシを使って洗い、消毒溶液に漬けて乾かした後、再び袋に入れて保管した。

この過程を映像に記録したスタッフは、「一度体に入った針は廃棄するのが原則」とし、「しかし(A病院では)そのようなものを全て洗って乾かした後、再び使用した」と主張した。

注射針を何度再利用したのかを聞くと、スタッフは「だめになるまで使った」とし、「針は破損することがほとんどないため、そのまま使い続けた。私は最大8か月間使用したのも見た」と答えた。

A病院側は、「使い捨て用品である注射針の再利用はあり得ない」と否定した。そして、「1人のスタッフが病院でよく問題を起こした」とし、「不満を持ったスタッフが映像を撮ってうその情報提供をした」と主張した。

あるスタッフはこの病院で使用期限の過ぎた医薬品を使用したと主張し、「使い残った薬物は廃棄せず、院長の部屋にある冷蔵庫に隠して置き、別の患者が来たら残っている薬物を注入した」と話した。

A病院を調査した保健所側は、「現場で使用期限の過ぎた医薬品と医療機器が保管されているのは確認した」とし、「ただ、注射針の再利用については追加の調査と検討が必要な部分」と明らかにした。

2015年にはソウル・ヤンチョン(陽川)区の病院で輸液注射の投与を受けた60人の患者が集団でC型肝炎にかかったという事例が発生した。注射針の再利用はHIV(エイズウイルス)、B型・C型肝炎などの感染症や破傷風の危険があり格別の注意が必要だ。

医療法第4条第6項で、「医療人は使い捨て医療機器を一度使用した後、再び使用してはいけない」と規定している。医師などの医療人がこの条項に違反した場合、資格停止6か月、この行為により患者に重大な危害を発生させた場合、免許取り消し処分を受けることがある。
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