27日韓国法曹界によると、24日に強盗殺人などの容疑で起訴されたキム容疑者がテジョン(大田)地方裁判所ソサン(瑞山)支院に控訴状を提出した。
翌日、1審で無期懲役を求刑した検察も量刑不当を理由に裁判所に控訴した。
検察側は、「被害者が死亡し犯行の残酷性と遺族の苦痛などを考慮すると、求刑通り無期懲役が宣告されるべき」と控訴の理由を明らかにした。
これに先立ち、検察は犯行の残忍性と被害の重大性、公共の利益、被害者遺族が身元情報の公開を要請した点などを考慮し、キム容疑者の身元情報公開を決定した。
キム容疑者は昨年11月8日午後10時ごろ、チュンチョンナムド(忠清南道)瑞山市の駐車場で40代の男性Aさんを殺害し、遺体を付近の水路に遺棄した容疑で起訴された。
キム容疑者は犯行後、Aさんの車で逃走し、Aさんの遺体を遺棄し車に火を付けたという。
当時、キム容疑者はAさんが持っていた現金12万ウォンを盗み、この金で食事をしたり6万ウォン(約6200円)相当のロトを買ったと把握された。
1審裁判部はキム容疑者に懲役30年の刑を宣告した。
裁判部は、「人の命は人間存在の根源で法が守護する最高の利益であり最も尊厳な価値であるが、これを侵害し、罪質は極めて不良」とし、「犯行後に盗んだ現金でたばこなどを買い、普段と変わらず職場に出勤した点などを考慮した」と量刑の理由を説明した。
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