憲法裁裁判官の定員は9人で、このうち国会が選出する3人が欠員となっていた。大統領の弾劾は裁判官6人以上が妥当と判断すれば罷免が決定する。
国会は鄭桂先(チョン・ゲソン)、馬恩赫、趙漢暢(チョ・ハンチャン)の3人の憲法裁判官候補者を選出したが、崔氏は鄭氏と趙氏のみを任命し、馬氏については与野党の合意が確認できなかったとして任命を保留した。これに対し、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長は、崔氏が3人のうち2人だけを任命したのは国会の憲法裁構成権と裁判官選出権を侵害するものだとして、先月3日に権限争議審判を請求した。
尹大統領側は、憲法裁の決定によって崔氏が馬氏を必ず任命しなければならない義務は発生しないとして、行政執行のためのさらなる検討や考慮が必要だと主張した。
一方、革新系弁護士団体「民主社会のための弁護士会」(民弁)は「全ての国家機関は憲法裁の決定に必ず従わなければならない」とし、崔氏は直ちに馬氏を裁判官に任命すべきだと促した。
また、憲法裁の決定は単純な勧告ではなく強制力を伴う法的拘束力があり、これに従わないのは憲法秩序を否定することだとし、崔氏が馬氏の任命を拒否するのは憲法機関としての正当性を失う深刻な違憲行為だと強調した。
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