SKテレコムがAI基地局技術を披露へ、スペインで開催の見本市で=韓国報道
SKテレコムがAI基地局技術を披露へ、スペインで開催の見本市で=韓国報道
通信大手のSKテレコム(SKT)が、3月にスペインで開催される通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で、GPU(画像処理半導体)を含むさまざまなチップセットを搭載した「AI(人工知能)基地局(「AI-RAN」)」を披露する。AI基地局で、通信サービスとAIのワークロードに同時に対応する。

基地局はトラフィックが増加に備え余剰リソース確保しているが、AI基地局はこうした必要なくリソースを配分する技術となる。

SKTはさらに、オンデバイスAIで簡単なAI作業を処理し、AIサービスに必要なサーバー負荷を減らす「AIルーティング技術」も公開する予定だ。大規模言語モデル(LMM)を搭載したサーバーと小規模言語モデル(SLM)を搭載したデバイスのうち、最適な推論性能を発揮する方を判断する技術となる。

また次世代移動通信技術「通信・センシング統合」(ISAC)の研究経過についても公開する。ISACは電波信号を利用し、周辺環境に対する情報を収集する技術だ。基地局や端末機から送出された信号が、人体や事物に反射される程度を分析する。

SKTは展示ブースそばに設置した基地局の前を通過する来場客を、ISAC技術で感知する試演を行う予定だ。
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