国会で党代表辞任の記者会見を終えて移動する途中、支持者らに挨拶をする国民の力の韓東勳前代表 (写真=国会写真記者団)
国会で党代表辞任の記者会見を終えて移動する途中、支持者らに挨拶をする国民の力の韓東勳前代表 (写真=国会写真記者団)
12月3日の非常戒厳令発布事件について書いた著書を出版した国民の力のハン・ドンフン(韓東勲)前代表が、来月ブックコンサートなどで本格的な活動を再開する。

与党の関係者によると韓前代表は来月5日、ソウル市マポ(麻浦)区トンギョドン(東橋洞)で自身の著書「韓東勲の選択−国民が先です」のブックコンサートを開く。韓前代表はブックコンサートを皮切りに全国を回って党員や支持者らと交流を行うものとみられる。

韓前代表の著書は12月3日の非常戒厳令発布当日から党代表を辞任する直前までの約14日間を記録した本だ。「国民が先です」が発売される前日、クァンファムン(光化門)のキョボ(教保)文庫の前には本を買おうとする人々による行列ができ、発売1日目で総合ベストセラー1位に浮上した。メディチメディアによると、韓前代表の著書は予約販売だけで5万部のセールスを記録した。

韓前代表はブックコンサートに先立ち来月の2日、ソウルの劇場で「海は雨に濡れない」の演劇を観覧する予定だ。 韓代表が昨年の12月16日以降、公の場に姿を現すのは約2ヵ月半ぶりのことだ。

「海は雨に濡れない」は第2ヨンピョン(延坪)海戦を取り扱った演劇で、当時参戦した人々の勇気をたたえ、追悼するために制作された。この演劇は来月2日に最後の公演が行われる。公演の主催者や遺族らが韓前代表に公演の観覧を提案し、韓前代表がこれを受けたものと伝えられている。

先立って韓前代表が与党の代表として当選した全党大会当時、第2延坪海戦で戦死した故ハン・サングク上士の妻キム・ハンナさんが後援会長を引き受け、現在も活動を続けている。韓前代表は昨年の12月、軍人など公務員が公務により殉職した場合、事後に特進された階級に合わせて遺族年金の支給を行う「キム・ハンナ法」を通過させることを大きく後押ししている。
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