ビットコイン価格が9万ドルを下回ると、あるビットコインクジラが4000BTCを追加購入したことが分かった。

「Spoofy」として知られるビットコインクジラは、ビットコインが8万2000~8万5000ドルの間で取引されている間、ビットフィネックス(Bitfinex)取引所で4000BTCを追加購入したというコミュニティの報告が出た。現在の価格では、これは約3億4400万ドル(約515億円)に相当する。

暗号通貨アナリストのセント・ポンプ(Saint Pump)は、スプーフィーを業界最大のトレーダーの一人として挙げている。スプーフィーは過去からビットコイン市場に影響を与えてきた人物である。2017年、彼は「スプーフィング(spoofing)」と呼ばれる違法な市場操作手法で、大量の買い注文を出し、約定前にキャンセルすることで市場を操作した疑いを受けた。

スプーフィーは、2022年のルナ(Luna)事件やFTX暴落時に発生した長期的な弱気相場でビットコインを大量に購入した。セント・ポンプによると、スプーフィーはビットコインの価格が4万ドルから1万6000ドルの間で動いていた時期に合計7万BTCを購入し、2023年と2024年の間にビットコインが4万ドルから7万ドルに跳ね返る過程でその量を売却した。

最近では、2024年中に合計2万4000BTCを蓄積した後、ビットコイン価格が7万~10万8000ドルまで急騰する過程で売却したと伝えられている。この上昇相場は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の親暗号通貨基調が主要な触媒の役割を果たした。

スプーフィーのようなベテラントレーダーは、ビットコインの下落相場で低価格の買い場を狙っているが、新規投資家は価格下落にパニックに陥り、損失を出している。

仮想通貨分析会社CryptoQuantの創業者であるJoo Ji-Young氏は、現在、ビットコインをパニック売りしている投資家は「初心者(nob)」である可能性が高いと述べた。

彼は、ビットコインの強気相場では30%レベルの調整が一般的であり、2021年にも価格が53%下落した後、史上最高値を記録したと説明した。また、「高値で買って安値で売るのは最悪の投資戦略」と警告した。
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