カール・ビンソンは前日に釜山海軍作戦基地に入港した。米空母の韓国寄港は昨年6月以来約8カ月ぶりで、今年1月20日に第2次トランプ政権が発足してからは初めて。
同空母が所属する第1空母打撃群のマイケル・ウォシェ団長(准将)は、トランプ政権で韓米・韓米日の安全保障協力が弱体化するのではないかとの質問に対し、「釜山に寄港し、存在感を示したこと自体が、韓米同盟が引き続き強化され、維持されていることを証明するもの」と強調した。
共に記者会見を開いた韓国海軍作戦司令部のイ・ナムギュ海洋作戦本部長(准将)は、北朝鮮が核・ミサイルの脅威を高めるなか、韓米の相互運用性と連合海洋作戦能力は向上していると説明。「米国の戦略資産の持続的な展開により拡大抑止の実行力が高まっている」と語った。
カール・ビンソンは釜山で韓米の交流・協力活動を行った後、海軍作戦基地を出港する。今月半ばに朝鮮半島近海で実施されるとみられる韓米日の海上訓練に参加することが予想される。
1982年に就役したカール・ビンソンは米国の3番目のニミッツ級空母。全長333メートル、最大幅77メートルで、原子炉2基を動力源とする。最新鋭ステルス戦闘機F35Cや早期警戒機E2Cなど約80機を搭載している。乗組員は約5500人だ。
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