釜山海軍作戦基地に寄港した米海軍の空母「カール・ビンソン」=3日、釜山(聯合ニュース)
釜山海軍作戦基地に寄港した米海軍の空母「カール・ビンソン」=3日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は4日、米海軍の空母「カール・ビンソン」が韓国に入港したことについて、「最も敵対的かつ対立的な意思を隠さずに示している」とし、戦略的レベルの威嚇行動を増大させる選択案を真剣に検討すると警告する談話を出した。朝鮮中央通信が伝えた。

 金氏は「安全上の懸念を無視し、情勢を悪化させる挑発的な行為を常習的に行っている」と批判。「米国が追求している、行動を伴う対朝鮮敵視政策は私たちの核戦争抑止力強化の名分を十分に提供している」とし、「米国が引き続き軍事的な力の示威行為で記録を更新していくなら、私たちも当然、戦略的抑止力の行使で記録を更新するしかない」と強調した。そのうえで、「私たちの意志と能力を試そうとすべきではない」と威嚇した。

 カール・ビンソンと米海軍の巡洋艦「プリンストン」、イージス駆逐艦「スタレット」は2日、韓国南部の釜山海軍作戦基地に入港した。米空母の韓国寄港は昨年6月以来で、第2次トランプ政権発足後初めて。


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