4日に非公開で開かれた閣僚懇談会では、馬氏を任命するかどうかが国政全般に及ぼす影響を考慮するよう促す助言が相次いだという。
政府当局者は聯合ニュースの取材に対し、懇談会の正確な内容は分からないとした上で「多様な側面からさまざまな意見が出され、熟考しなければならない点が多いということに全員が同意したと承知している」と伝えた。
崔氏としては、憲法裁の決定を尊重することを大前提に各方面から意見を聞き、検討を続けるとみられる。
憲法裁裁判官の定員は9人で、現在は8人体制となっている。裁判官6人以上が大統領の弾劾を妥当と判断すれば罷免が決定するが、馬氏が任命されれば尹大統領の弾劾審判の結果に影響を与える可能性がある。
憲法裁判所の判断を受け入れ、馬氏を裁判官に任命するのではないかという分析も野党を中心に出ているが、韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾が憲法裁で棄却され、職務に復帰することが予想されるなか、急いで任命権を行使するのは負担になるのではないかという見方が優勢だ。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40