韓前代表はこの日、ソウル市マポ(麻浦)区の青年文化空間JUで自身の著書‘国民が先です’のブックコンサートを開き「選手交代だけではさらに残忍になり、もっと毒々しくなるだろう」とこのように明らかにした。さらに「改憲の話が出てくると『政界のことだからそれができるのか』と言うが、今回は必ずやり遂げなければならない。誰かが旧時代の『87体制』の門を閉めるという厄介なことをしなければならない」と強調した。
韓前代表は「1987年の憲法は政治主体の節制精神を前提とする。イ・ジェミョン(李在明)共に民主党代表側が行う29回の弾劾は憲法に(根拠条項が)ある。ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が行った非常戒厳も憲法にあった」と皮肉った。続いて「数十年間憲法にあったが、あえてそれまではしない節制精神を互いに守る暗黙的な『ルール』(規則)だったのに、それが壊れた。本当に危険な世の中になった」と指摘した。
韓前代表は、昨年12月3日の非常戒厳について「私がしっかりやれば防げると思った。12月3日から16日まで、少し大変だった。短期的に私たちを支持する方たちのくやしさ、寂しさが予想されて怖かった」と述べた。
韓前代表は、(国民の力の)非常対策委員長と党代表時に尹大統領と対立したことについて「状況が厳しくなったことは残念だが、私のように直言する方がもっと多くなければならなかった。大統領によく会ったことを自慢していた方は多いが、その方たちがその時に(大統領に)直言しなければならなかったと思う」と批判した。
韓前代表は李在明代表については「私が李代表のような司法リスクがあり、もしも大統領になったと考えると、戒厳令を発動して司法府を押さえると予想できるのか。それは違う。李代表はどうだろうか。あの勢力(李代表側)は自由民主主義の基本的原則に信頼がなく、大韓民国で最も危険な人だということだ」と述べた。
韓前代表はブックコンサートの後「李在明代表は改憲に対する明確な考えを示していないが」との記者の質問に対し「その方は大統領職を自身の犯罪から逃れる手段と考えているのではないか。多くの方が改憲の必要性に同意しているという点で、(李代表の)そのような考えは遺憾だ」と答えた。
韓前代表は尹大統領の弁護人が弾劾審判で「国民は今回の非常戒厳令を啓蒙令と理解する」と述べたことについては「国民は啓蒙の対象ではない。国民の力は戒厳を擁護する政党ではなく、戒厳を阻止した政党である」と強調した。
また、弾劾審判については「憲法裁判所の決定を見守るが、憲法裁の決定は大韓民国憲法と憲法精神に合う決定でなければならない」と主張した。韓前代表は非常戒厳の時に、戒厳宣言を「違憲・違法的だ」と述べていた。
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