金正恩氏は昨年11月、自爆型無人機の性能試験を視察した=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
金正恩氏は昨年11月、自爆型無人機の性能試験を視察した=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関、国家情報院は5日、ロシアのウクライナ侵攻に加わる北朝鮮軍がロシア側からドローン(無人機)の操縦法や戦術を伝授されているとみられる状況が確認され、無人機分野での協力の可能性を注視していると明らかにした。

 ロシアが軍事協力の見返りに無人機に関する技術を提供している可能性がある。 

 ロシアが核兵器や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の弾頭を大気圏に再突入させる技術を北朝鮮に渡すには負担が大きいため、無人機技術が見返りとして提供される可能性があるとの見方がこれまでも出ていた。

 日本メディアも先月、ロシアと北朝鮮が無人機の共同開発と生産を推進していると報じた。

 北朝鮮は無人機の開発に力を入れており、昨年11月に開かれた「武装装備展示会」では米無人機MQ9(リーパー)に酷似した無人機や厚紙で作られた無人機などが公開された。

 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は昨年11月、自爆型攻撃無人機の性能試験の現場を訪れ、1日も早く生産体系を構築し本格的な大量生産に入らなければならないと強調した。

 北朝鮮がドローン戦の技術を身につけたとみられ、韓国にとって大きな脅威になることが懸念されている。


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