2月の中国EC物流指数は前月比0.3ポイント下落の108.9だった。2月上旬は春節(旧正月)連休の影響で指数が前月よりやや下落したが、下落幅は明らかに縮小した。連休後、EC物流市場は安定的に回復し、総業務量指数が前年同月より高い水準となった。
供給面では、各項目の指数が全体的に安定を維持しており、在庫回転率と積載率指数は上昇に転じ、前年同月比ではいずれも0.4ポイント上昇している。連休後、EC物流企業が徐々に業務を再開し、在庫回転率が加速した。
需要の面でみると、新たな国家補助金政策が発表されて以降、電子機器やスマート商品が消費者の関心を集め需要が維持されている。また、春節映画の人気と冬季アジア大会の開幕により、文化・スポーツ関連製品の検索数が増加を続けており、文化・スポーツ産業の消費促進効果が現れている。
2月のEC物流の総業務量指数は123.3で、前月より0.1ポイント下落したものの、前年同月よりは高い水準となった。物流コスト指数は119.4で、2023年1月以降初めて120以下に落ちた。社会物流全体のコストを効率的に下げる政策の効果が、EC物流分野にも持続的に現れている。
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