爆弾で破壊された家屋(読者提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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◇前代未聞の戦闘機「誤爆」事故 民間人や軍人らが重軽傷

 ソウル北方の京畿道抱川市で6日、韓米合同の実弾射撃訓練中に戦闘機の誤爆で民間人らが負傷するという前代未聞の事故が発生した。軍当局によると、この日午前、同市の演習場で実施された訓練で韓国空軍の戦闘機KF16から空対地爆弾8発が誤って投下され、演習場の外に着弾した。爆弾は民家のある地域に落ち、軍人や民間人ら15人以上が重軽傷を負った。訓練中の空軍戦闘機の誤爆で人的被害が発生したのは今回が初めて。2004年にも韓国空軍のF5B戦闘機が忠清南道保寧市で訓練中に誤爆する事故が発生したが、人的被害はなかった。

◇戦闘機誤爆 原因は「操縦士の座標入力ミス」

 空軍は6日、ソウル北方の京畿道抱川市で韓米合同の実弾射撃訓練中に発生した戦闘機の誤爆事故は、操縦士の座標入力ミスが原因だったと発表した。軍関係者はこの日の記者会見で「操縦士が飛行準備の過程で誤った座標を入力したことを操縦士の陳述などから確認した」とし、実弾射撃訓練中に地上や空中で座標を確認する際にもミスがあったと説明した。

◇韓米が10日から合同軍事演習 野外機動訓練を拡大へ

 軍合同参謀本部は6日、韓米軍当局が10~20日に朝鮮半島防衛のための定例合同軍事演習「フリーダムシールド(FS)」を実施すると発表した。同本部は、「韓米はロ朝軍事協力と武力紛争の分析によって導出された北の軍の戦略や戦術、戦力の変化など現実的な脅威をシナリオに反映し、韓米同盟の連合防衛体制と対応能力を向上させる」と説明した。演習のシナリオと連携して陸海空、サイバー、宇宙など全領域にわたり合同野外機動訓練を拡大するという。

◇遺族合意時に医療事故の刑事処罰免除 「反意思不罰特例」検討へ

 保健福祉部は、医療行為中に発生した死亡事故について遺族が同意した場合は医師らの刑事処罰を免除する「反意思不罰特例」の適用を検討する内容などを盛り込んだ「医療事故安全網構築策」を国会の政策討論会で公開した。これに対し、患者団体などは死亡事故に対する反意思不罰や単純な過失について不起訴とする政府の方針は法的公平性に反する過度な恩恵だとして反対しており、実際に施行されるまでは相当な難航が予想される。


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