スジ主演ドラマ「アンナ」監督、Coupang Playに2審でも訴訟
スジ主演ドラマ「アンナ」監督、Coupang Playに2審でも訴訟
スジ(元miss A)が出演したドラマ「アンナ」を演出したイ・ジュヨン監督が、OTTサービスのCoupang Play(ク―パンプレイ)などを相手に訴訟した中、2審でも敗訴となった。

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 最近、ソウル高裁民事合意4部はイ・ジュヨン監督がCoupang Playなどの制作会社を相手に提議した著作権侵害禁止などの訴訟で、Coupang Play側の手を取った。イ・ジュヨン監督は、1審に続き2審でも敗訴となった。

 先立って、2022年に公開されたCoupang Playシリーズ「アンナ」の編集において、イ・ジュヨン監督とCoupang Play側がもめた。同ドラマは、些細な嘘から始まり完全に他人の人生を生きることになった女性の物語で、スジは同作で「青龍シリーズアワード」の主演女優賞を受賞したことでも話題になった作品だ。

 「アンナ」のヒットも束の間、イ・ジュヨン監督は同作をCoupang Play側が、一方的に編集したと主張した。当時、イ監督は法律代理人を通じて「制作会社でもないCoupang Play側が、監督の私でさえ完全に除外して一方的に編集し、私がシナリオを書いて演出した『アンナ』とは完全に別の作品になった」と伝えた。

 続けて、「それまでCoupang Play側の一方的な編集によって発生した作品の毀損(きそん)を改めようと努力したが、Coupang Play側は何らかの答えもしていない」として、意図せずに変わった「アンナ」を本人の作品として受け入れにくいと主張した。

 そうして、「6月7日、私に他の演出者とは別に、後半作業の業者を通じて再編すると知らせてきた。監督が見ることもできなかった編集本に私の名前をつけて出ることに同意できないので、クレジットの“監督”と“脚本”から私の名前を取ってほしいと要求したが、Coupang Play側はそれさえ断ってきた」とし、8部作から6部作になった「アンナ」について、やりきれない気持ちを伝えた。

 これに、Coupang Play側は反論した。「アンナ」の著作者ないしは共同著作者として、契約上の最終編集権と一体の著作権を保有したため、イ監督の著作人格権は侵害していない」と伝えた。

 イ監督は、Coupang Playなどを相手に訴訟を起こし、昨年2月に原告敗訴の判決が出た。そして2審でも裁判部は1審判決を維持し、同じ判決を下した。

 なお裁判部は、「ドラマに対する最終編集の決定権はCoupang Play側にある」と判断した。契約条項の中には、“最終編集に関する異見があり協議が不可能ならば、最終的に制作会社側の意見に従うことにする”という内容があったことが分かった。
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