住民「戦争かと思った」…戦闘機誤爆事故、専門家「2機同時のミスは疑問」=韓国
住民「戦争かと思った」…戦闘機誤爆事故、専門家「2機同時のミスは疑問」=韓国
「戦闘機誤爆事故」の後、キョンギド(京畿道)ポチョン(抱川)市の住民は「トラウマになりそうだ」と訴えた。専門家は爆弾投下前の確認作業が行われたのか、これまでの訓練過程にどんな制約があったのかなどを多角的に調査すべきだと指摘した。

抱川市で食堂を営むチョさんは6日、CBSラジオで「私がいる所から700メートルほど離れた地点でごう音が鳴り響き、すぐに窓のほうを見ると黒い煙が立ち上った」とし、「初めは軍の地域なので普段のように訓練しているのだろうと思ったが、こんなに大きな音は初めて聞いたので、(戦争が起きたのかと思った)」と当時の状況を伝えた。

6日午前10時5分ごろ、京畿道抱川市に軍の爆弾が落ちて爆発する事故が発生し、7人が重軽傷を負った。

事故により建物が壊れたため数人の住民は公民館で生活している。

アサン(峨山)政策研究院のヤン・ウク研究委員は今回の事故と関連し、「過去に訓練弾で誤爆が起きたことが極めてまれにあったが、実際に一般弾が民家に落ちた事例は20~30年間見たことがない」と言及した。

また、「マーク82爆弾は約227キログラムの重さで爆薬は約87キログラム入っており、空軍が訓練や実戦で多く活用する一般爆弾」とし、「2機が編組になり編組長のリードで標的に投下をすると、その8発が地域を制圧するような性格(訓練)」と説明した。

ヤン委員は事故原因について、「このようなミスが機体の欠陥から起きることはあまりない」と話した。また、「軍で調査した結果、操縦士が投下地点に対する座標を入力する過程でミスをしたとみられる」とし、「標的が決められていた。座標をパソコンや演習キボードでUSB入力した後、そのUSBを航空機に接続して内容を伝達する形式なので、あり得ないことが起きてしまった」と付け加えた。

ヤン委員は今後、爆弾投下前の確認手順がきちんと行われたのかなどを調査すべきだと指摘した。

ヤン委員は、「爆弾を落とす前に一度肉眼で標的を確認する過程があるため、最低限3回程度確認の過程を経る」とし、「1番機が投下すると2番機が続いて投下するが、2番機の操縦士と互いに確認する手順はないのかという部分が疑問に思われ、調査する必要がある」と話した。
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