韓国軍の消息筋によると、空軍は事故発生後、対北朝鮮監視・偵察や非常待機など一部の必須戦力を除き、事故を起こした戦闘機KF16をはじめとする全機種の飛行を制限している。
空軍は少なくとも来週まで飛行制限を維持し、操縦士全員を対象とする研修を行う計画だ。
李英秀(イ・ヨンス)空軍参謀総長は前日、「二度とこのような事故が発生しないよう再発防止策を講じる」とし、操縦士を含む関係者全員に対する一斉安全教育を実施し、飛行前の確認体制を強化すると説明した。
在韓米軍は事故に関与していないが、韓米合同の訓練中に発生したことから実弾射撃訓練を中止することを決めた。ただ、指揮所訓練(CPX)の「フリーダムシールド(自由の盾)」は予定通り実施するという。
事故は6日午前、2機のKF16が空対地爆弾「MK82」をそれぞれ4発投下する過程で発生した。爆弾は民家のある地域に落ち、民間人と軍人計15人以上が重軽傷を負った。操縦士が目標地点の座標を誤って入力したことが原因とされる。
空軍は、朴棋完(パク・ギワン)参謀次長を委員長とする事故対策委員会を立ち上げ、事故の経緯や被害状況などを調査している。
国防部も金善鎬(キム・ソンホ)長官代行の主宰で対策会議を開き、事故対策委員会の設置を決めた。
韓国軍は空軍の飛行訓練だけでなく、小銃を含む全ての射撃訓練を全面中止すると発表した。
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