仮想通貨市場研究者のMark Quantは、グローバル流動性指数(Global Liquidity Index、GLI)の上昇が仮想通貨市場回復のシグナルとなり、これにより2025年第2四半期の仮想通貨時価総額が4兆ドルを突破する可能性があると主張した。
グローバル流動性指数は、世界の金融市場で資金調達がどれだけ容易かを測定する指標で、グローバル金融状況を理解するために活用される。
GLIの上昇は、投資家がより多くの資本を確保できることを意味し、これは仮想通貨のような高リスク資産の価格上昇を促進する要因となる。
仮想通貨市場の時価総額は、2024年12月14日に史上最高値の3.73兆ドルを記録したが、その後21%下落し、2.91兆ドルまで下がった。
Quantはチャートを通じて、GLIと暗号通貨市場の総市場時価総額(TOTAL)が74日の時差を置いて0.77の高い相関関係を示していると説明した。GLIが先行指標として機能し、指数が拡大すると、仮想通貨市場も強気を示す傾向がある。
Quantは「流動性が完全に価格に反映されれば、TOTALが4兆ドルを超える可能性があり、これは過去の流動性主導の市場サイクルと一致する」と分析した。
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