李周浩(イ・ジュホ)社会副首相兼教育部長官はこの日の会見で、大学医学部の定員を増やす政府方針に反発して授業を拒否している医学生が今月末までに復帰することを条件に、2026学年度の医学部の入学定員を増員前の3058人に戻すと発表した。
これに先立ち、医学部がある40の大学の学長による協議体、医大協会は先月17日、26学年度の募集人数を3058人に戻せば医大生を必ず復帰させるという趣旨の文書を教育部に提出していた。
医学部がある大学総長の集まりである医総協も5日、医大協会と連携する意向を示し、同じ内容の建議を政府に行っていた。
李氏は3月末までに学生が復帰しなければ、撤回すると強調した。
教育部は学生の復帰の規模について、常識的に納得できる水準であり、具体的な人数を定めたわけではないと説明した。
今月中に医学生が授業に復帰すれば、その後各大学は2026学年度の募集人数を変更し合計で3058人にするための手続きを進める。
24学年と25学年の合格者を合わせると最大7500人に達する今春の新1年生の教育をどのように実施するかについて医大協会が教育部に提案したシナリオも会見で公開された。教育部関係者は「24学年と25学年が共に教育を受けるのは容易ではない状況であり、ここに26学年が加われば、教育が不可能になる」とし、「また多くの24学年の学生が25学年との分離教育を望んでいるが、今月を過ぎれば、(提示されたシナリオの)教育課程も難しくなる」と説明した。
李氏は「教育部は関係官庁や医大協会など現場の専門家と協力を続け、医学教育の正常化に総力を傾ける」とし、「政府と大学の意思を信じて学生たちが早く復帰し学業を継続することを切実に願う」と強調した。
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