韓国-フランス外交長官「AI・バッテリーなどパートナーシップ引き上げるべき」
韓国-フランス外交長官「AI・バッテリーなどパートナーシップ引き上げるべき」
韓国外交部(日本の外務省に相当)のチョ・テヨル(趙兌烈)長官は7日(現地時間)、フランス・パリでフランスのジャン=ノエル・バロ外相と仏韓外相戦略対話を開催した。また、趙兌烈長官はこれに先立ち、フランス大統領府のエマニュエル・ボン外交首席と面談した。

韓国外交部によると8日、趙兌烈長官はエマニュエル・ボン外交首席との面談で、米国のトランプ2期政権発足後、ヨーロッパの安保強化の動向とフランスの寄与問題について議論した。

この他にも、△最近の国内政局△仏韓高位級の交流△韓-主要7か国(G7)協力に関するフランスの2026年議長国の役割と寄与策△人工知能(AI)、気候変化などに関するグローバル規範確立の問題などについて意見を交わした。

さらに、外相との第5回外相戦略対話では、来年の国交正常化140周年を控え、記念事業の問題や両国間の協力強化案との連携、ヨーロッパおよびインド太平洋地域の情勢および多国間協力など様々な分野のテーマを対象に協議が行われた。

両国間の協力強化案として、エマニュエル・マクロン大統領の訪韓推進と成果事業、国交正常化140周年記念事業などについて議論した。

両長官は、両国が最近先端技術やAI、電気自動車バッテリー、宇宙、航空、国防および衛星など、新産業分野の協力を拡大してきたことを評価し、仏韓経済界の未来対話など様々な協議体を活性化し、両国間のパートナーシップを長期的な観点から戦略的な水準に引き上げるべきだという意見で一致した。これとともに来年の国交正常化140周年をそのような観点から意味のある1年にするために、ともに努力することに同意した。

ロシア-ウクライナ戦争の終戦交渉の動向と露-北朝鮮の軍事協力の動向および対応などについても言及した。また、△米新政権発足とヨーロッパ安保への含意△朝鮮半島、東北アジアおよび印泰地域情勢△イラン、シリアなど中東情勢など幅広い主題に対する意見を交換し、△韓-G7協力およびG20、国連など多国間レベルの協力案も議論した。

外相と戦略対話の後、趙兌烈長官はパリの凱旋門の真下に設置された「無名戦士の墓」と朝鮮戦争の記念銅版を探して献花し、献花式に参加した参戦協会の関係者などを激励した後、芳名録に署名した。この銅版は国連軍として朝鮮戦争に参戦したフランス将兵を賛えるために設置されたものだ。

韓国外交部は「趙兌烈長官の今回のフランス訪問は、地政学的地殻変動の中で新しい国際秩序を作り出す過程で両国間の戦略的疎通を深化させる機会になった」と付け加えた。
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