大統領室の関係者は7日、尹大統領がソウル市ヨンサン(龍山)区ハンナムドン(漢南洞)の大統領官邸に戻り、金夫人とチョン・ジンソク大統領室秘書室長、講義区第1付属室長、キム・ソンフン大統領警護処次長らとともにキムチチゲの食事を取ったと伝えた。尹大統領は食事の席で、「健康に異常はない。よく寝てさらに健康になった」と語ったとし、「拘置所は大統領が行っても学ぶことが多い場所だ」と話したという。官邸に戻った直後、尻尾を振る子犬を抱きしめたという尹大統領は、食事の後子犬を連れて部屋に入り、休息を取ったという。
尹大統領は大統領室の職員らに対し「国家と国民のために今後も大統領室が揺らぐことなく国政の中心になるよう、しっかりと仕事に取り組んでほしい」というメッセージを残したという。憲法裁判所の弾劾審判宣告を控え、大統領室が国政を主導すべきだとの意志の表れと解釈されている。
尹大統領はこの日の午後、収監生活から解放された。前日に裁判所が拘束期間が満了した状態で検察が尹大統領を拘束起訴したとし、拘束取り消しを決めたことに伴うものだ。裁判所の決定と検察の抗告放棄により、尹大統領は今年の1月に内乱を主導した容疑で逮捕され、ソウル拘置所に収監されてから52日ぶりに官邸に戻ることになった。
釈放の直後、尹大統領は「違法状態を正してくれた中央地裁裁判部の勇気と決断に感謝する。これまで厳しい寒さにもかかわらず応援を送ってくださった多くの国民と、そして未来の世代の皆様に深く感謝を申し上げる」とのメッセージを出した。尹大統領の弁護団も尹大統領の釈放について「これはこの国の崩壊した法治主義を原状復旧する険しい旅の始まりで、今からでもひとつひとつ正していくことができるという希望の出発点になるだろう」とし、「大統領は国民とともに最後まで努力し、法治主義を正す」との声明文を出した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107